衰弱死と怪獣とゾンビ

今日は元デバッガ仲間とボードゲームを遊びました。この会も定例化してきました。ボードゲームを買うような友達もできてきたし、ボードゲームを広めていて良かった。今年の春のゲームマーケットはこの会のメンバーを誘ってみようかな。

今日は、『ダンジョンレイダース(2013年版) 』、『キング・オブ・トーキョー』、『カードオブザデッド』、『王宮のささやき』をプレイしました。どのゲームもルールが簡単で、キングメイク的な部分はあるものの接戦となるバランスで面白かった。

ダンジョンレイダース(2013年版)

みんなでダンジョンを冒険していきより財宝を持ち帰ったものが勝利というゲーム。モンスターはどれも強力なので全員で強力しなければならないけど、それだけでは他人より財宝を得ることができないので、どこで出し抜くかがポイント。

ダンジョンは1階層5枚の5階層になっていて、ダンジョンを攻略するために出せるパワーカードは1~5が1枚ずつ。その他にアイテムはあるものの、どの部屋でどのパワーカードを使うかが重要。階層突破後パワーカードは元に戻る。

1回目に引いた職業は探検家。この職業は初めから財宝を3と暗闇を確認することができるたいまつを持っているが、体力が8と少ない。財宝は罠でどんどん奪われるのでこの職業のアドバンテージはたいまつの存在。

そんな1階層目、いきなり磁石の罠が出る。この罠、出されたパワーカードに応じていちばん財宝を持っている人の財宝が減る。初期の時点で財宝トップは探検家つまり俺。5、4、3以外が出されれば罠は発動しないので俺は役立たずの1を切るんだけど、他の人が4を出して財宝が2減る。もう体力の少ない凡人。

ダンジョンを進んでいくとモンスターが出現。多くのモンスターはみんなが協力して4か5、最低でも3を出さないと倒せない。倒せない場合は、いちばんパワーカードが低い人が指定されたダメージを喰らう。よって、狩りに倒せないとしても低い数字を出すのは得策ではない。ただ、より低い数字でモンスターを倒せた場合はかなり有利。初回はみんなダメージを喰らいたくないという考えが多かったのでほとんどのモンスターは倒された。

そして、財宝部屋。財宝はいちばん強いパワーカードを出した人が取っていく。使ったパワーカードは公開情報なので、いくつで入札してくるか大体予想がつくのでここの駆け引きは熱い。数字が被ってしまうと同じ数字の人で均等に分けるため、なるべく違う数字で独占できた方がよい。財宝は2つある部屋が多く、そのため1位の財宝より2位の財宝を独占した方が入手量が多いなんて現象も発生する。なので、必ず5になるアイテム鍵を持っていてもまったく油断できない。

その他に貯蔵庫というのがある。これは出したパワーカードに応じてアイテムや財宝を入手、体力の回復ができる。ここで何を取っておくかは非常に重要。とくに財宝は確定でその金額が得られるため強い気がする。ただ、それも体力次第かな。

そして、5階層のラスボスを倒したらゲーム終了。この時点で脱落していない冒険者の中からいちばん体力の低い人が衰弱死する。これが凄い罠。複数いたらその全員が脱落する。だから財宝に目がくらんで体力が少ないとそもそも持ち帰れない。ラスボスなんかはこのルールのせいでボスを倒さず負傷を負わせるなんて戦法もあり。

非常に財宝の獲得と体力の維持のバランスがよく、どこでパワーカードを切るかどのアイテムを得るかなどの読み合いが非常に面白い良いゲームでした。参加者のひとりは4回連続衰弱死して虚弱体質の称号を得ていた。彼のプレイイングはそんなにおかしくはないのだが気が付くといちばん体力が低い(笑)

オプションルールの2011年版のパワーカードを順番に出していくルールも面白そうなのでやってみたい。

キング・オブ・トーキョー

どの怪獣がより東京を破壊できるかを競うダイスゲーム。ダイスの目で他の怪獣を殺したり、トーキョーを破壊して名声を得たり、エネルギーを蓄えて自身を強化したり、体力を回復したりして、最終的に名声を20にするか他の怪獣を全員ぶっ倒せば勝ちになる。

行動は6つのダイスで決める。好きなダイスを選んで最高3回振り直すことができる。数字が3つそろえばその数字分名声を獲得できる。その他エネルギーと攻撃、回復は出た数だけ回復する。なので、その時必要な目を見極めること、そして運が重要。

安定して名声を稼ぐにはトーキョーに居座るのがいちばん早いので、基本的にはトーキョーにどの位居座るかが勝負になるんだけど、トーキョーに居座ると体力回復ができない上に他の怪獣全員から攻撃対象となる。逆にトーキョーに居座った怪獣はつねに他の怪獣への全体攻撃になる。つまり、トーキョーにいない怪獣が常にダイスで回復の目を集めないといけないような状況になると、居座りが楽になる。

あまりトーキョーで粘りすぎると戻ってきた瞬間にトーキョーにいる怪獣に殺されるリスクがあるなど、メリットとデメリットがハッキリしていて殺し合いが楽しい。大体のゲームは攻撃のデメリットが大きいので、ここまで攻撃が楽しめる初めてだった。友達に購入を勧めて良かった。

後で知ったんだけどこのゲームの作者はMtGを作っていた人らしい。なるほど。

カードオブザデッド

ゾンビ映画をカードゲームにしたようなゲーム。ゾンビに囲まれる前に脱出したら勝ち。逃げ切るか、相手にゾンビを押しつけるかの選択がもどかしい。基本的に押し付け合いをしなければ生き残って生還できるけど、押しつけあいした方がゲームとしては盛り上がるので、いかにゾンビから逃げ回るかという遊びの方が面白いかもしれない。

『王宮のささやき』については何回か遊んでいるので割愛。ダンジョンレイダースとキング・オブ・トーキョーはもう少しやってみたいな。ついでにキング・オブ・トーキョーの拡張も。

 

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