『すずめ雀』遊んでみた

みんな忙しくて今日は2人だけだったけど、会社のボードゲーム会で麻雀をもの凄くシンプルにした『すずめ雀』を遊んでみた。

山を作らないので、麻雀のルールをあまり知らない最初の関門、どこから取ればいいか悩まなくて良い。ゴチャゴチャとしたところ各々5個ずつ手牌を取る。全自動のシャッフルも山の作り直しもないので、混ざり方が甘いと近くに牌を固まって取るだけで役ができてしまったりするので注意が必要かな。

5個ずつ手牌を取ったら親からツモっていく。もちろん山はないのでゴチャゴチャっとしているところの好きなところから牌を取っていく。そして、不要な牌を切って次の手番に。麻雀なのでボードゲームによくある時計回りではなく反時計回りです。

そうして、順子か刻子で2組作ったら上がれます。ただ、これだとすぐに上がれてしまうので、最低でも5点になるように役を作らないと上がれません。

役はシンプルにこれだけしかありません。さっき順子か刻子で2組と言いましたが、上の写真をみると分かるとおり、ただの順子+順子は2点、順子+刻子は3点、刻子+刻子は4点で何かしらのボーナスか役満を付けないと上がれません。このあたりは麻雀と同じく役なしでは上がれないところを点数でシンプルに表現していると思う。やってみると結構、タンヤオか赤牌頼りなことが多いです。初手が字牌と端牌だとなかなか厳しい。特に發は扱いが難しい感じがしました。

ドラがめくった牌のまま(つまりドラは最大で3枚)だったり、親が上がっても局が進むとか、麻雀特有のルールはさっぱりボードゲーム風にアレンジされてます。得点計算も点数だけで簡素化、うたい文句どおり点数計算ができない人でも安心です。ポンとチーは牌の数が少なくて手番を飛ばされると痛すぎるためかありません。ロンはありますが、複数人が同時に宣言で、全員にロンの権利が与えられます。複数人の当り牌を出してしまうと地獄です。

なお、箱はなく、0点までにしかならないので、前述のロンなどでは取りっぱぐれてしまいます。この辺りも手持ちの資源以上は奪われないみたいなボードゲームらしいアレンジです。

2回遊んで、1回目はオーラスで役満のオールグリーンをかました自分が勝利。2回目は一番最初にオールグルーンで上がった相手がひたすら安い手で上がり続けるという作戦をとり、最後は1点しかのこらなかった。

遊んでみた感想としてはサクサクできて分かりやすい反面、役を作る楽しみが少なく、浪漫を感じるシーンがあまりないので麻雀を知っている人には少し物足りないのかなと思いました。あと、一度大差を付けると役を複数組み合わせて高得点というのも出しにくく、親番でも上がってしまうと次の局に進むので親で稼ぐというプレイもできず追いつくのが大変でした。でも、2組しかないせいか途中からの狙い変更が難しいもどかしさは麻雀をよく表現していました。

次はもっと大人数で遊んでみたい。2人だと配牌が多く役が作りやすかったので役満とか狙えましたが、4人や5人になると配牌勝負になりそうな気がします。人数が多くなると別の戦略が必要そう。

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