coco賞で振り返る2013年に観た映画その4

ということでラスト、10月から12月に観た映画です。控えめの11本。1年間で48本を劇場で鑑賞しました。年間50本には少し届きませんでした。残念。

10月は『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』と『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』を鑑賞。

『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』は死んだ警官が天に召される前に引き留められ、古株のくせ者刑事と現世に居座り続けてる悪霊共を地獄へ送り返す話。幽遊白書の霊界探偵みたいな感じ。バディものなんだけど、くせ者の古株刑事とのやりとりにジョークが効いていて面白い。悪霊を裁いていくうちに自分が殺された理由が分かっていき、ストーリーとしても良くできている。設定だけではない良い映画。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』はご存じまどか☆マギカのテレビシリーズ後の新作。劇場で観たときは、物理に弱い俺にはチンプンカンプンな感じでこんな終わりでいいのか?って感じでしたが、友達の解説を聞いてなるほどと思った作品でした。Blu-rayを買ったらまたじっくり見てみたい。

11月は『劇場版SPEC -結- 漸ノ篇』と『サカサマのパテマ』、『マラヴィータ』、『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』、『PERSONA3 THE MOVIE #1 Spring of Birth』、『劇場版SPEC -結- 爻ノ篇』、『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』の7本を鑑賞。

『劇場版SPEC -結- 漸ノ篇』と『劇場版SPEC -結- 爻ノ篇』は異能力者の犯罪を取り締まるテレビドラマシリーズの完結編。漸ノ篇は完全な前振りで、完結編だというのに新たな情報がどんどん出てくるので心配になる。結局、彼は無駄死にだったようにしか感じない。爻ノ篇は完結編の最後だけあって一応完結するんだけど、主人公当麻が目覚めてからはポカーンという状態で、ラストにいたってはケイゾクのキャラが出てくるという謎展開。本当に時間の無駄でした、ありがとうございました。堤監督に長編は無理。明日からのトリックも期待でいないな。

『サカサマのパテマ』は『ペイル・コクーン』、『イヴの時間』などで有名な吉浦康裕監督の最新作。重力の法則がサカサマな地底人のヒロインと地上人の主人公の交流を中心に世界の謎に迫る作品。重力がサカサマな世界を行き来するので少しどちらの世界の法則なのかを見失いやすく混乱しやすい。良い作品だったけどパテマが想像より素直な人間で、お嬢様が好きな俺には物足りない(笑)。後に設定資料集を買って、この話の世界は近くの中にあり、実はガイアが地底というを知って、いろいろと納得した。

『マラヴィータ』は久々のリュック・ベッソン自身による監督作品。証人保護プログラムによりフランスに移住した元マフィアの家族とそれを追いかけるマフィアとの戦いを描いた作品。初めは自分らの身元を偽っての移住地域との住民との交流をジョークを交えて進み、こいつら生粋のマフィアって感じで面白い。なぜか小説家に目覚めた親父がマフィア映画の解説をするシーンとか最高。ラストはど派手にアクション。非常に面白い作品だった。ちなみにマラヴィータは飼い犬の名前で、逃げるために家族の身元は変わっても犬の名前だけは変わらないということを表現しているとか。

『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』はメタリカのライブにPV風の物語を付けた作品。劇場の良い音響で聞けるのは非常に良かったけど、あまり3Dの意味はなかった。PVもちょっと意味が分からなかった。

『PERSONA3 THE MOVIE #1 Spring of Birth』は同名のゲーム『PERSONA3』のアニメ化。主人公ってこんな協調性ないやつだっけって感じだったけど、面白かった。結構前のゲームだったのでいろいろ忘れててひさびさに遊びたくなる感じの良作。

『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』は攻殻機動隊結成前日譚を描く同名シリーズの第2弾。心地よく裏切るストーリーで相変わらず良いできでした。この公開の前にイシカワ役の檀臣幸が急逝されてしまいました。ご冥福をお祈りします。

12月は『47RONIN』と『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』の2本を観てFinish。

『47RONIN』は予告編の時点であまり期待してはいなかったんだけど、予想よりは忠臣蔵してて面白かった。浅野内匠頭の部下の鎧が中華鎧だったり、狩りに出かけたらジンオウガが襲ってきたり、赤穂に富士山があったり、吉良の所領が長門で浅野内匠頭をなき者にした後は新潟の羽越まで手中に収める大大名だったりといろいろと笑えるところはありますが、全体としては和風ファンタジーという感じでよくできていました。真田演じる大石が将軍に「イエス・ユア・ハイネス」とかいうシーンはクスッときますね。しかし、菊地凛子の良さが分かりません。あと、浅野忠信が吉良を演じていて紛らわしい(笑)。

『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』はufotableの正統派魔女っ子もの。非常にハートフルで、懐かしい魔女っ子的なストーリーで面白かったです。ヨヨさん(小さい方)が姉だったんですね(笑)。魔女の宅急便なんかが好きな人には是非お勧めしたい。また、小さいお子さんでも楽しめるので家族連れにもオススメしたい作品です。

やっと終わった。ここまで振り返りながら今年観た映画の整理ができたけど、良い作品が多すぎてどれに投票するか迷うなぁ。

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