『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』観た

kickass22014030301面白かった。キック・アスもヒット・ガールもストライプ大佐も恰好良いんだけど、ヴィランのマザー・ファッカーがお馬鹿で憎めない、それでいて復習に燃えた悲しいキャラで良かった。

書いている時間がなかったので順番が前後しますが、2014年9本目は『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』を観た。

ヒーローブームの火付け役になったキック・アスことデイヴはなりきりではない本物のヒーローになるため、ヒット・ガールことミンディに教えを請うが、亡くなった父の代わりにミンディを引き取ったマーカスにヒーローごっこがみつかってしまい普通の高校生として生きることを約束させられてしまう。ヒット・ガールを失ったキック・アスであったが、ヒーロー軍団を作ろうと考えているストライプ大佐と出逢い、ヒーロー軍団「ジャスティス・フォーエバー」に参加する。一方その頃、キック・アスに父を殺され復習に燃えるレッド・ミストはマザー・ファッカーと名を改め、世界中から暗殺者を集め、キック・アスに復習する軍団を作り上げていた。

前作からそれぞれの道を歩み始めたキック・アス、ヒット・ガール、レッド・ミスト(マザー・ファッカー)が、それぞれの道で挫折し、自分のやりたいことを発見していく姿は、物事の良し悪しはあるものの非常に良かった。それと同時に、お互いがどこかで理解しあわない限り、この泥沼感は続くと思うと、正義という信条の悲しさを感じる。まあ、そろそろクリストファー・ノーラン流ヒーロー像はぶっ壊して欲しい。現実はともかくどうしても矛盾が生じるので。

アクションは予想外にゴアだったけど、特殊能力もないヒーローたちが持ち前の武器を活用して戦っていく姿はヒーローごっこ感が伝わってきて良かった。ゲリゲリ棒?みたいな謎発明は笑った。前作を観てないのでヒット・ガールの活躍が少ないかどうかは気にならなかった。父の教えが伏線になっているのは上手いと思った。

ところどころ笑える要素があるのもテンポを作り出していて良かった。とくにマザー・ファッカーのボンボン感は良い味を出していた。お馬鹿な友達も許せない人が大多数だと思うけど許してあげてください。

キック・アス、ヒット・ガールそれぞれにヒーローをやることへの問いかけがあって良い映画だった。

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