2014年4本目:『エンダーのゲーム』観てきた

なんてサードだ!

原作は読んだことがないんだけど、原作が好きな友達がこの映画に期待していたので一緒に観てきた。いろいろな要素はバッサリな感じだったけど、ゆえに退屈せずに観ることができた。ただ、SFバトル映画ではないのでその点だけは注意。

予告の時点では、殺さなければ殺される的に切羽詰まった状況に追い込まれている少年少女といった宇宙のステルヴィア的なものを想像していたが、バトルスクールでのエンダーの成長がメインだった。お話自体は淡々としているのでど派手な戦争物を期待している肩透かしを食らうかも。当初の予想とは違ったけどエンダーの成長が面白かったので良かった。

人とは違って頭のキレれ妬まれやすいエンダーが、持ち前の頭のキレの良さで仲間を集めていくお話はすごいと感心する。とくにバトルスクールでの他のチームとのバトルでの戦術は非常に面白い。感心するばかりだ。その反面、目的のためには腹黒く少し恐怖を感じる。そして、時よりみせる残虐性が情緒不安定なみたいで余計に怖い。故に天才なのかもしれないが。

なお、このサードってなんだという感じにエンダーの世界観についての説明はほとんどされないので興味のある人は小説で補うしかない。額に赤い天宙眼のある奴らかというのは冗談として、俺は長い小説は苦手でラノベを読んでいるのでこの時間に凝縮してくれた映画で満足。

ただ、ペトラがなんかおばさん的な感じだったなぁ。原作でもあんな感じなんだろうか。佐藤聡美の声で一所懸命萌えていましたが、役者が東南アジアっぽい顔立ちで少しイメージと違ってた。

あいつが出てくるのは予想外だったが、結末についてはなんとなく予想していた通りだった。その後の話は少し違ってたけど。

映画を観た後に友達に聞いたんだけど、ヴァレンタイは愛宕みたいな人だと思ってたがすごい人だった。禁断のサードの出産を許されたわけだ。

2 COMMENTS

はやま

ちとネタばれを含む返信になっちゃうけど…

最後のとこが混乱してるみたいだけど、ヴァレンタインは次女なのでサードではないです。
サードは三男であるエンダーだけかな。長男のピーターとヴァレンタインは適正がなかっただけで、
能力は非常に高い、という話でした。ヴァレンタインは癒やしキャラになりきれないけど、
エンダーに対する愛情は純粋で深い。

あとペトラはエンダーにとっては仲間だけど、映画ほど精神的なつながりはない感じです。
原作では、師匠であり、ライバルであり、エンダーが勝負に勝って険悪になったことも。
後により強い信頼で結ばれた仲間として、最終試験の仲間になるわけですが。

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red-hood

ヴァレンタインがサードとは書いていないよ?
ピーターやヴァレンタインは十分に非凡だったけど適正はなかったので禁断の第三子の出産を許された。つまり、エンダーの出産を許されるくらいにすごかった意味で。

それより侵略された人口が減っているはずなのに第二子までしか許されない状況がわからない。
あるとすれば食糧的なところぐらいしか。

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