2014年3本目:『トリック劇場版 ラストステージ』観てきた

red-hoodのルール第2条「仲間由紀恵のムッシュムラムラは本家を超える」

最近のトリックにはあまり期待していないがすべての作品を観ているので観てきました。集大成な要素はあるが、完結しているとは言えない。すでに山田の出生の秘密については完結しており、新たな山田のエピソードがない限りすでに結びどころを失っている。

やはりトリックの質が低いように思う。科学に特別詳しくない俺がみても感動しないというのは相当トリックの質が低いと思う。面白いと思ったのは水槽のトリックくらい。蛇の毒のトリックについては同様の状況が他の人に発生していた場合どうなんだと思うくらいに霊能力とするには不確定。呪術師のトリックについても面白い解説だとは思うけど霊能力としてみせるには難しいのではないか。真犯人の特定に至ってはトリックですらなかった。森山周一郎のナレーションが前回劇場版に引き続きフーディーニの話なのだがこれが今回の謎には絡んでいない。このドラマはトリックのネタが尽きた時点でやはり続けるべきではなかった。

おそらく現在のトリックのメインはパロティであろう。パロディシーンで笑っている観客が意外と多かった。SPECほど脱線しない話で、どこで笑わせてくるかと楽しむ作品と変化している気がする。上田の講義がサンディのパロディだったり、矢部の頭いじりやキャラに付随する遊びはいいのだが、わざわざ芸人を出演させ、ネタを現地人として入れ込むのはやり過ぎな感じがする。そして、役者が一緒というだけで谷岡と吉川を被せてくるのは萎えた。1件目の殺人から2件目の殺人までかなり間があるのにパロディ満載だと本当に眠くて仕方がない。

そして、最後の謎である。おそらく序盤のマジックがヒントであると想像するがそれにしても時間が掛かりすぎるし説明が少ない。無理矢理帳尻を合わせたような感じ。最後の上田と山田のシーンが感動的だったのに非常にもったいない。

しかし、SPEC劇場版を観た後のせいかすごく良い映画にみえる。

 

 

コメントを残す(メールアドレスとウェブサイトは任意です)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください