『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金4』読んだ

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金4

父親に勘当され、人工学園都市七重島にやってきた八真重護が契約した格安物件には地縛霊の龍ヶ嬢七々々が住み着いていた。七重島建設を行ったGREAT7のひとりである龍ヶ嬢七々々が生前残した財宝と七々々殺しの犯人を捜すトレジャーハンティング・ミステリー、8年ぶりのファミ通文庫えんため大賞大賞受賞作第4弾。今回の表紙は同じ部活の先輩茨夕。

むにっ

今回の主役はやっとヒロインの龍ヶ嬢七々々。七々々が変なことをいうと黒須参差が乳もみ突っ込みをするという漫才になっています。七重島建設の資金集めに苦慮した七々々は参差に手っ取り早くお金が稼げる方法を教えてもらい、たどり着いたのは異国のカジノ。参差のいうお金稼ぎとはギャンブルで稼ぐことだった。

プリン

このカジノで七々々は陰謀に巻き込まれピンチに陥るんだが七々々らしい方法で切り抜ける。マルドゥック・スクランブルなみのスリリングなブラックジャックとは行かないがなかなか面白い。七々々流説得術も面白く非常にハートウォーミングな話になっている。今まで壱級天災の影に隠れて空気ヒロインだったが、彼女なりのポリシーが分かったことでこの先の彼女は楽しめそうだ。

ダルクお前は……

本編は半分くらいで終わり。他に2編の短編が収められている。

その一つがダルクが主役のお話。ダルクの内面と天災の関係が分かってなかなか面白い。今回も天災さん流石です。もう一つは重護、七々々、天災、ダルクが大富豪する話。強敵七々々をいかに倒すかという流れが面白かった。

全体的にはキャラが立ってきているものの本編にほとんど進展がない。群像だけが成長していっている感じだ。もう少し群像にメインのストーリーのなにかを滑り込ませることができれば緊張感や引きが出ると思うんだけど、話が進展しないことにイライラする人にはこの辺りが限界かもしれない。

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