シャマラン最新作『ウェイワード・パインズ 出口のない街』観た

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『エアベンダー』でM・ナイト・シャマランの仕掛けた壮大な地雷を踏んでしまったので、シャマランの壮大な世界観の映画は地雷だと思って遠ざかってたんだけど、この『ウェイワード・パインズ 出口のない街』は題名のとおり街が舞台で狭そうなので観てみた。

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行方不明の同僚を探しに車で移動中、主人公のイーサンは事故に遭ってしまう。奇跡的に助かったイーサンは助けを求めにいった街で不可解な対応を受ける。街の外と連絡が取れないなどこの街に何かあると感じたイーサンは街の調査を始める。「街を出ようとするな」、「過去の話はするな」、「電話には出ろ」という掟を守り、至る所に監視カメラが仕掛けられた街で相互監視をしている住人たちの忠告を無視して、イーサンは自分の無事を知らせるため街を脱出しようとするが……

第3話ぐらいまでは、街の住人たちは本当に掟に忠実で、イーサンからすると全員が生年と現在の年齢が一致しないこの街にはどんな謎が隠されているんだというワクワク感があるんですが、3話の終わりでアレって言うものが出てきて、そこからは街の秘密どんどん暴かれていくんだけど、この辺りから求めているものと違うと感じる人がいるかも。

街を舞台とした小さな世界での物語でシャマランらしいどんでん返しがあるんだけど、どちらかというと街の謎解きというよりはイーサンの行動とその結果を楽しむ感じになっていく。意外な人物が味方だったり、敵だったりで、シーズン1の結末で立場が逆転したイーサンがどう動くのかは楽しみ。街の謎はシーズン1で終わってしまった。まあ、シャマランの作品ではよくあるんだけど、この公式サイトの煽りをみてからだと、人によっては「なんじゃこりゃ」ってなると思う。

ここから続きはネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実はこの世界は急激な環境の変化により人間社会が滅んでしまっており、それをいち早く発見した博士が箱船と称したウェイヤード・パインズを作ったという話。

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街の外は荒廃しており、一部の人類は環境に適用し、凶暴化。そして、同じ人類を襲うようになってしまった。

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これらの凶暴化した人類から本来の文明を守るため、人々を拉致、冷凍保存し、適宜ウェイヤード・パインズに解凍後に入植させ、文明の回復を図るというお話らしい。

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簡単に言うと『進撃の巨人』っぽい……(読んだことないけど)。まあ、この話についてこれるかこれないかがシーズン2も観るかの分かれ道かな。シーズン2はイーサンの立場が逆転するので面白そうではあるけど。

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